31歳のとき、口座に600万円弱が振り込まれました。
最近の詐欺事例のように、悪いことをしたわけじゃないですよ。
いわゆる、「障害基礎年金2級」が認められ、最大5年分の遡及が認められた後の話です。
年金事務所からの通知を見たとき、正直、実感はありませんでしたね。
「本当に入ってる」って、通帳を何度も確認した記憶があります。
障害年金申請のきっかけは、交通事故
20代の頃、交通事故に遭いました。
当時はフルマラソンが趣味で、仕事終わりの夜でもライトをピカピカさせて走っていたころです。
ただ、そのジョギング中に、バイクにはねられました。
「ポーン」
体が浮いた記憶があります。救急搬送されました。
その後、MRIを撮ったところ、脳に画像所見が出ていました。
また、頚椎のC2・C3に神経症状の所見があり、セカンドオピニオンで頚椎症の診断がつきました。
ちなみに10年以上経過した今でも、整形外科の通院は欠かせません。
頚椎症だけならよかったです。
ただ、事故後から、記憶や集中力に妙な引っかかりを感じるようになっていて、「高次脳機能障害の疑い」という言葉も出てきました。
高次脳機能障害って、見た目には分かりません。
「普通に話せてるじゃないか!」って思われがちです。
でも、複数のことを同時に処理できなかったり、疲れやすかったり、会話の内容がすぐ飛んだり。
日常生活の細かいところで、ずっと支障が出ていました。
そこから障害者手帳2級を取得して、「あ、自分って障害者なんや」と、改めて自分の状態と向き合うことになったんです。
うつ病は、もっと前からあった
うつ病の診断は、20歳前からありました。交通事故よりずっと前の話です。
「20歳前傷病」という制度があって、20歳前に発症した障害については、年金の納付要件が問われません。
この制度、知らない人が本当に多いです。
僕も最初は「年金って、働いてから払うもの。20歳前なら対象外やろ」と思っていました。
それが違ったと気づいたのは、障害年金を受け取る前でした。
「症状が重い人が使うもの」は思い込み
毎日、体が辛いです。頚椎の神経症状で、首から腕にかけてしびれが出る日があります。
当時、高次脳機能障害の疑いで、集中力が続きませんでした。うつ症状で、動けない日もある状態。
でも、見た目では分からないと言われがちでした。
「普通に見える」から、自分でも「障害年金を申請していいのか」と迷った時期がありました。
状態は状態です。見た目ではなく、実態で判断されるものです。
ですので、決して臆することなく、自分の状態でも障害年金申請に至りました。
障害年金申請を社労士に頼まなかった理由
社労士に依頼すると、受給決定額の10〜15%が報酬の相場です。
600万円なら、60〜90万円。
正直、それを払うくらいなら自分でやる、という気持ちでした。
お金の問題だけじゃなくて、自分の案件を人任せにしたくなかったというのもあります。
ただ、完全に一人でやったわけじゃないです。
社労士の無料相談は使いました。ネットで調べられることは全部調べました。
「丸投げしない」と「全部一人でやる」は、全く違う話です。
障害年金申請で一番大事だったこと
はっきり言って、この一点で決まります。
申立書と診断書の「整合性」。
これが全てといっても過言じゃないと思っています。
年金事務所との連携も重要
年金事務所は、聞けば教えてくれます。
「何が分からないか分からない」状態でも、電話一本で「まず何をすればいいか」は教えてもらえます。
僕が意識したのは、曖昧なまま進めないこと。これに尽きます。
分からないことはその場で確認して、次のステップを明確にしてから動く。
遡及請求という制度
31歳で申請したのに、なぜ600万円弱になったか。
「遡及請求」という制度があります。障害認定日に遡って請求できる制度で、最大5年分の障害年金を一括で受け取れます。
(※実務上は初診日・認定日・時効等で変動あり)
20歳前傷病の場合、障害認定日は原則として20歳到達時になります。
障害年金申請をやってみて分かったこと
「自分には無理」と思っていたことが、調べてみたら半分以上はできました。
社労士なしでもできます。 ただし、「申立書と診断書の整合」と「主治医へのコミュニケーション」と「年金事務所との連携」。 この3点は手を抜かないことが重要です。
体が辛い中で書類を集めるのは、確かにつらいことも多いです。家族に助けてもらわなければいけないこともあります。
僕の場合、頚椎の痛みで手が動かない日もありました。 集中力が途切れて、同じところを何度も読み直したりして、「大丈夫かなぁ」と不安になりがちでした。
でも、何もしないで立ち止まるよりも、何かきっかけをみつけて動く方がよくないでしょうか。
まず一言、主治医に聞いてみることから始めていいと思います。
「私、障害年金って対象になりますか」
それだけでいいと思います。無理せず、自分の体調と向き合うことから始めましょう
LAWSTRでは、障害年金申請の「申立書の整理」を補助業務として可能です。
もし「社労士に頼むのはコスパとして厳しい」、「自分自身で申請したい」という方は、状況の整理だけでもLAWSTRで行ってみませんか。
Writtten by LAWSTR代表
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